暮らしの中で感じたもの、感じること、音楽のことなど色々と記録していきたいと思います。


by osamu
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

母の13回忌

本日、八王子のお寺で母の13回忌が行われました。

父や母の法事はこれまで故郷の山口で行っていたのですが、今回は初めて東京でやろうという兄の提案もあり、東京の八王子で行われることとなりました。

b0192250_20451774.jpg


法事には山口から姉夫婦も参加し、兄、姉、私の子供たちも参加し、ぐっと平均年齢が下がった法事となりました(笑)。

b0192250_2046313.jpg


なんと言うのですかね、時間の経過の早さに驚いてしまいます。大正9年に生まれた母親は、生きていたら今年で90歳でした。亡くなったのが77歳ですから、母の兄弟姉妹の中では一番長生きをしたように思います。

b0192250_2046576.jpg


若かった兄弟も、兄が67歳、姉が64歳、そして僕が58歳。法事が終わった後兄が、「さぁ、これで両親の法事が全部終わった。次は俺たちの番だ」と言って、大笑いをしたものの、本当にそうだよなぁと思いました。

僕は最近読んでいる本が、帯津良一さんが今月出された「今日から始める養生訓」です。江戸時代に生きた貝原益軒が著した「養生訓」の内容を紐解きながら、現代の我々に分かり易く書いています。

なんでも貝原益軒は、平均寿命40歳を満たない江戸時代において84歳という長寿を全うした人物です。死ぬぎりぎりまで著作に没頭したそうで、彼の筆力は60歳を超えて益々活発になったようです。

僕は帯津さんの本を読みながら、貝原益軒が言及する健康というのものが、健康にいい食べ物だとか栄養だとかそういうものを超えたところにあるということに、大きく同感、共感しました。

日頃の健康管理というのはまず、「心の養生」であることが述べられています。

「心の養生」の内容についてここでは書きませんが、日頃から僕が感じ思っていることが、明確に書いてあり、読みながらどんどん納得してしまうのです。

帯津さんの本の中には貝原益軒の残した文章・言葉が沢山掲載されているのですが、先週電車の中でふと目に入った言葉に僕は、妙に心がスーッと落ち着きました。僕は早速、その言葉を自分のメモノートに書き込み、一日の中で何度かその言葉を読んでいます。

「心をしずかにしてさはがしくせず、ゆるやかにしてせまらず、気を和(やわらか)にしてあらくせず、言をすくなくして声をたかくせず、高くわらわず、つねに心をよろこばしめて、みだりにいからず、悲をすくなくし、かへらざる事をくやまず、過あらばひとたびはわが身をせめて二度悔いず、只天命をやすんじてうれへず、是心気をやしなふ道なり」

なんとも心に響く言葉です。

先々週ですが、91歳になる俳句界の巨匠・金子兜太(とうた)さんが今年の3月に出された本、「悩むことはない」を読んだのですが、これまた本当に垢のないストレートな内容で、大変気に入りました。

この本の中で僕が心に響いたのは、「心の広さを作るにはどうしたらいいか」という題目で金子さんが述べられている内容でした。

80歳になったころ、金子さんの奥様が癌を患われたことを機に、色んな方たちに迷惑をかけないために、日常の暮らしを律することにし、人との関係においても腹を立てたり出しゃばることをせず、「受けて立つ」という心境になり、その後「受身」の姿勢がおのずからとれるようになり、受け皿の広い状態になった、とのことです。

なんとも心を打つ話です。

母の13回忌の法事で住職さんが唱えられているお経をBGMに、そんなことを思ったり、感じたりした一日でありました。
[PR]
by backtomysoul | 2011-06-04 20:38 | 生活